どうも、先輩です。
巷にはたくさんの靴クリームがあるが、百貨店等でも大体流通しているブートブラックの靴クリームを使っていらっしゃる方が多数派だと思う。
私も就活のために初めて革靴を買った際に、店員さんにブートブラックを勧めて貰ったのを覚えている。
同じ結婚式に後輩も出席していたので、
「この間の◯◯の結婚式の引き出物、サフィールの靴磨きセットあったからそれにしちゃったよ。」と早速報告。
「そんなのあったんですね。サフィールの何ですか?“クレム1925”だったら油性のやつですね。」と後輩。
サフィールの靴クリームとしか認識していなかったので、“ニンバス2000”のような響きに恥ずかしながら直ぐに反応することができなかった。
そして油性?
靴クリームに油性と水性があるとそのとき初めて認識。
よくよく調べてみると、靴クリームには大きく分けて油性と乳化性があるらしい。
そして、元々持っていたブートブラックは乳化性、今回手に入れたクレム1925は油性らしい。
そこで、人類共通の命題にぶち当たる。
「乳化性クリームと油性クリームってなんか違うの?」
前置きが長くなってしまったが、考えるより、実際に使ってみた方が早いと思い、早速使ってみた。
今回の実験に協力してくれる靴は、2023年の新宿伊勢丹レザー博で先行販売されていたレイマーのレイジーマン、Lantis(ランティス)。(この靴は購入の際にちょっとしたエピソードがあるのでそれはまた別記事で紹介したいと思います。)
ランティスちゃんのビフォーの姿はこちら。
クレムの方が高いから、そっちの方がいい感じになるんじゃないかと素人目線では思うが乳化性で十分いい感じ。
これで終わっては、企画倒れもいいところなので、今回使うクレム1925をよく観察してみる。
こちらは日本を代表するコロンブス。
種類は「乳化性」となっている。
一方で、主成分はというと、、、
「ろう」、「油脂」、「有機溶剤」
一緒じゃねえか。
と一人で切れ味のあるツッコミをしてみたが、おそらく入ってる割合や溶剤の種類とかが違うのだろうと革靴ビギナーの先輩は自己解決。
その辺の詳しい解説は、我々の先輩革靴ブロガーの方々がしてくださっているだろうと思い、ここでは割愛いたします。
早くクレム1925を使ってくれと言われた気がしたので、早速クレムとやらを開けてみる。
しかし、匂いは明らかに違う。
ブートブラックはとても良い匂いとは言えないが、クレムはそこまで悪くはない匂い。
そして、あまり普段嗅いだことのない匂い。
少なくとも30代前半の成人男性が日常で嗅ぐことはない匂い。(クレム1925愛用者は除く)
この匂いの元が、裏に書いてあった「高級ビーズワックス」なのか、「カルナバワックス」なのか、はたまた「シアバター」なのか、全く不明だった。
匂いについてはこれくらいにして実際に手に取ってみる。
(先輩は手で靴クリームを塗っています。)
触った感触も明らかにブートブラックとは違う。
油性と銘打っているだけあって、バターのような感触。
実際にランティスちゃんに塗ってみる。
クリームの伸びも、クレム1925の方が良い感じ。とても伸ばしやすい。
いつも通り満遍なく伸ばした後、仕上げの豚毛ブラシで磨き上げる。
そして、アフターの姿がこちら。
明らかに違うのはやっぱりその匂い。
ブートブラックは磨いた後そんなに匂いが残らない気がするが、クレム1925はどことなくクリームの匂いを感じることができる。
好みは分かれると思うが、これは30代男性である先輩の足の匂いを誤魔化すには好都合ではないかと思った今日この頃。
以上、ここでは、あまり有益な内容をお届けできなかったが、絶対にクレム1925の良さ、ブートブラックの良さがそれぞれあるかと思うので、その違いに気付けるような革靴紳士になりたいと心に誓った先輩であった。まあ履いていくうちに気付くこともあるかもしれないし、気ままに。
ビフォー・アフターでお気付きの点や、皆さまのおすすめの革靴クリームがございましたら、是非コメント欄で教えていただければ幸いです。
ところで、クレム1925の“1925”ってなんだ…?
後輩のひとこと
「現状(乳化性クリーム)に満足せず、常に次のステージ(油性クリーム)に挑戦する先輩、カッコイイのだ…!」
0 件のコメント:
コメントを投稿