どうも、先輩です。
革靴の最もフォーマルな形といえばストレートチップ。
就活や冠婚葬祭、どんなフォーマルなシーンでも使えるデザインのため、初めての革靴として買う人も多いのではないかと思う。
私も最初に買った革靴はストレートチップだった。
大学時代、就活に向けて革靴を買おうと思っていたときの話だが、ゼミの同期に「リーガルって知ってるやろ?リーガルと同じ工場で作ってるケンフォードってブランドがコスパ良くてめっちゃええで。」と言われ、私は深く考えずにケンフォードのストチを購入した。(本当に同じ工場で作っているのかは定かではないが。)
当時、革靴はビジネスで履くものとしか思っていなかったので、その靴がガラスレザーだの、セメント製法だの全く気にしておらず、リーガルの靴が2〜3万円だったのに対し、ケンフォードは1万円台だったので、すごくお得な買い物をしたと思っていた。
当然購入した革靴はガラスレザーで、セメント製法だった。
しかし、このケンフォードの靴、あなどるなかれ、未だ現役で履いている。(履いた年数は年齢バレしてしまうので、割愛)
「ガラスレザーはクリームが浸透しにくいから、汚れを落とす程度のケアだけでも何とかなる」という知識を持っていなかったので、後輩に出会い革靴のことを色々調べ始めるまでは、私はガラスレザーを丁寧に靴クリームで磨いていた。
その甲斐もあってなのか分からないが、クラックは流石に目立ち始めてはいるものの、ヒールを修理しながらまだ履けるので、愛着もあり捨てられずにいる。
ガラスレザーは雨の日履いた後のケアがしやすいので、この靴は雨の日担当としてもう少し頑張ってもらうことにした。
これがそのケンフォードのストレートチップ。ロングノーズ気味。品番はどこかのアイドルグループを思わせるKB48。 |
一方で、本題である晴れの日用の本格的なストチをもう一足欲しいと思い始めた。
というのも、私事であるが、自身の結婚式を予定していて、自前の革靴を履いて結婚式を迎えたいと思っていたからだ。結婚式に履く靴といえばストチだ。
どのブランドから購入するかは迷ったが、国産靴が良いと思い、国産靴の2大巨頭、
「リーガル」か「スコッチグレイン」にすることにした。
初めて買ったストチがケンフォードであったため、リーガルにした方がエモいかなと思ったが、後輩曰く「リーガルは幅広めの靴が多い」らしいので、足の細い先輩はスコッチグレインから選ぶことにした。
また、ふるさと納税で、スコグレの引換券を持っていたので、お財布の面でもスコグレの方が優しかった。
引換券もあるし、ハレの日のための革靴なので、ここは奮発して一番ハイエンドなラインのものを購入しようと思った。
調べると、インペリアルシリーズがそれに当たるらしい。
その中でストチは、
・インペリアル プレスティージ
・インペリアル Ⅱ
・インペリアル ブラック
の三種。
インペリアルプレスティージはこの中だと最も高価なのだが、その分こだわりが色々詰まってる。特徴的だなと思ったのがキャップ部分で、内側から縫い込んでいるらしくステッチが目立たないようになっている。正直その点にむしろ私は違和感を抱いてしまい、何か違うなと思った。(これは完全に好みの問題。)
そこで、残る2つから選ぶことにした。
この2つは木型が全く違う。インペリアルⅡはアシュランスと同一木型で、スコグレの中でも王道の木型。一方でインペリアルブラックはスコグレ内に同一木型がなく、ロングノーズ気味で、甲が低くかなり細め。独特な雰囲気がある。幅はインペリアルⅡがEEEでインペリアルブラックがE。
いずれも同じサイズを試着するとやはりインペリアルブラックの方がタイトだった。
結果、インペリアルⅡは23.5cm、インペリアルブラックは24cmがしっくり来た。
私は身長が170前半で、スニーカーだと25〜25.5cmを履いているのだが、身長に対して足が小さめ。
後輩からの「先輩の身長だと、ノーズ長めの方が似合いますよ。」という助言も参考に、インペリアルブラックの24cmを私は選んだ。
購入日当日の写真。まだ固いのが写真でもわかる。 |
3ヶ月後。だいぶ馴染んできた。 |
初めて買ったストチと違い、今回はボックスカーフにグッドイヤー、そしてレザーソール。履いた時の満足感と高揚感は全然違った。
革の説明書のようなものがついていた。 |
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