第一回先輩後輩革靴談義 -上野でハイボールを飲みながら-

2024年2月8日木曜日

革靴談義 先輩×後輩

どうも、先輩です。


突然だが、不定期に、“お酒を飲みながら”私と後輩が革靴について会話したことを雑記的に書こうかなと思う。


題して、

「先輩後輩革靴談義」


30代サラリーマン男性の飲みの席の会話に需要があるとは思えないが、細かいことは気にせず早速第一回目を始めたいと思う。


今回飲みに行ったのは、「ハイボールバー 上野駅1923」

上野駅構内のアトレにあるハイボールバーだ。

私と後輩が飲みに行くときは、決まってビールなのだが、コレステロールが気になってくる年頃。今回は、比較的低カロリーなハイボールが美味しいお店にしようとなりここに決めた。

このお店に来るのは初めてだが、特製の氷柱氷を使用した「氷柱角ハイボール」が売りなよう。

値段は一杯目が700円で、ハイボールとしては少し高めだが、2杯目以降はグラスの氷をそのままに、中身のハイボールを追加していくスタイル。2杯目は500円、3杯目は400円とお手頃になっていく。

早速この「氷柱角ハイボール」を二人で注文した。

氷柱角ハイボール

チャージ代550円で、写真にあるナッツとチョコを好きなだけ食べることができる。

ハイボールは一般的なものと比べると濃いめ、炭酸は弱めでどちらかというとウイスキーのロックに近かった。味は「氷柱」の透き通った見た目も相まって、何となくスッキリとした味わいに感じた。


このままだとただの食レポになってしまうので、革靴の話に戻したい。

と言っても、この店で出た革靴にまつわる話題は2つだけ。


一つ目は、「革の種類について」。

二つ目は、「革靴のゴールとは」だ。


まず一つ目、「革の種類について」だが、後輩の、「革の種類って案外思いつかないんですよね。順番に一つずつ言っていきません?」という会話からスタートした。


ここで後輩が言う「革の種類」は、〇〇社の××というように、具体的なタンナーの革の名前を指すらしい。

「アノネイのボカルー」と後輩からスタート。

「そういうことね。そんなに詳しくないけど…ホーウィンのコードバン…シェルコードバンってそんな感じ…?」

「うーん、コードバンはちょっと違う気もしますが、続けましょう。ゾンタ社のオールドイングランド。」

「またホーウィンだけどハッチグレインとか?」

「先輩のグリーンの革ってそれでしたっけ?」

「確かHAAS社のユタカーフ。」

「なるほど…。チャールズ・F・ステッドのスーパーバック。」

といった具合に、小学生がやりそうな、「お題に合ったものを交互に言い続ける」というやりとりを、私と後輩はたまにする。

「デュプイの…」

とだんだん苦しくなり、割と序盤で二人ともネタが尽きた。

これは革靴ブログを書く者として恥ずべき事態。

そもそも「革の種類」という定義も曖昧なのだが、もっと革のことを知ろうと思った先輩と後輩であった。


適当なつまみと共にハイボールも2杯おかわりして、話題は「革靴のゴール」にうつる。

急に、新年の抱負のようなトーンで「革靴のゴールって何ですか?」と話題を振ったのはこちらも後輩。

革靴のゴールなんて考えたこともなかったので、「ゴールって例えば?」と後輩に聞くと、

「私の場合、ブログにも書いてますが、“エンツォ・ボナフェ”の靴を買うことですね。」と。

「具体的に何かを買うのがゴールってこと?それで言うと俺は今のところそう言うゴールはないかな…結局ゴールにしているものを買っても、どうせすぐに別のものが欲しくなるだろうし。」

「それは革靴に限らず他のことにも言えますよ。ゴールは達成すれば次のゴールが現れます。」と後輩。

「つまり、短期的なゴール、長期的なゴールみたいなことを言いたいの?」と私は返す。

結局そのやり取りの中で、私は具体的なゴールが思いつかなかったのだが、この記事で私の「短期的なゴール」と「長期的なゴール」を掲げたい。(目標って第三者に公言した方が、実現する気がするんですよね。)


まず、短期的なゴールは「オーダー(パターンオーダーも含む)の革靴を作る」だ。

革靴初心者の私は既製靴しか買ったことがないのだが、何となく革靴のことが分かってきた今、自分の好みに合う靴をオーダーしてみたいと思った。まだ具体的にどのような型にしようとか、どこでオーダーしようといった考えはまとまっていないが、近い将来実現したいと思う。


次に、長期的なゴールは「誰かが革靴を好きになるきっかけとなりたい」だ。

革靴は、歩くために道具として身につけるものだが、ただ履くだけが革靴ではないと最近感じる。靴磨きの奥深さ、革靴職人の思い、生き物の皮を原材料にしていることなど、革靴には人を惹きつける何かがあると思う。私は後輩をきっかけにそんな革靴に魅了されたわけだが、私自身、革靴の魅力を多くの人に伝えたいと思った。このブログを始めたのも、そのゴールを実現するための取り組みの一つなのではないかと後になって思う。革靴沼にハマってから、まだ2年程の自分がこんなことを言うのもおこがましいが、そんな感じで、革靴に興味がない人が、革靴を好きになるきっかけにいつかなりたいと思っている。


と、自己満足に浸った文章になってしまったが、こんな駄文をここまで読んでくれた方には感謝したい。


話を飲み屋に戻すと、ハイボールバーの後、二軒目に行ったのだが、二軒目では革靴の話は一切出てこなかったので、今回はこのくらいに。


第一回目は先輩目線での「革靴談義」(談義と言えるものだっただろうか…)でしたが、後輩目線でも書いていきたいので、“もの好き”な方がいらっしゃいましたら今後も楽しんでいただけると幸いです。

最後に今回の二人の革靴を。

先輩と後輩の革靴

後輩のひとこと

「思い返すと私は、ゴール(例:40歳でエンツォ・ボナフェを買う)を決めておくことで時期尚早に欲しい靴を買ってしまうのを防げるのではないか、ということを言いたかったんです(=物欲を抑える方法)。とはいえ、先輩は短期的なゴールを設定済みなので、そちらは実現を楽しみにしてます。」

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