どうも、先輩です。
先日、「Formin'」(フォーミン)というヌメ革製のインソールを購入したのでそちらを紹介したい。
革靴ビギナーあるあるだと思うが、皆さんもサイズが大きめの革靴を買ってしまったことが一度はあると思う。
かく言う私もまさにその一人であり、例に漏れず大きめの革靴を購入した。
具体的には、リーガルヴィンテージのコードバンがそれだ。(こちらの記事参照)
革靴の製法の一つにグッドイヤーウェルテッド製法があるが、インソールとアウトソールの間にコルクを敷き詰めているため、履いていくうちにコルクが沈み込み、足の形に馴染んでくると言われている。コルクが沈んだ分だけ靴の中の体積が増えるので、グッドイヤーの靴は、買ったときのサイズ感と馴染んだあとのサイズ感が変わってくることが多い。
それを計算し、少しタイトフィットめの靴を購入する革靴紳士は多いと思う。(最近私は行き過ぎたタイトフィット沼から抜け出さなければと思ったりもしますが…)
革靴ビギナーの私は、グッドイヤーの沈み込みなんて知る由もなかったので、直感でグッドイヤーのコードバンを買ってしまったのだが(今思うと随分と思い切った行動だけど、そのときはビビッと来ちゃったんです…)、やはり履いてくうちに何となくしっくりこなくなってしまった。
しかし、初めての本格革靴だし、思い入れもあるので、何とかして満足がいくように履きたい。
そこで、誰もがまずは思い付くであろう「インソール」を入れてみようと考えるにいたったのだ。
履き心地は大きく変えたくないと思い、革製のインソールを探したところ「Formin'」を見つけた。
この「Formin'」、フィボナッチ紳士洋服店(フィボナッチ数列ってありましたよね)にて2024年現在購入可能(オンラインでも購入可)。フィボナッチ紳士洋服店は東京都墨田区の鐘ヶ淵駅付近にあるオーダシューズやオーダースーツ等を中心とする紳士服店。(先輩はかつて墨田区に住んでいたので親近感があります。)
価格は4,400円とインソールとしては高めだが、「お気に入りの靴を履くためだ」とここは奮発。
「Formin'」の特徴は、「履くほど馴染むインソール」という点だ。
「Formin'」の表面は全て天然皮革となっている。また裏面もつま先部分は天然皮革であるが、それ以外の部分はコルクでできている。
裏面がコルク製ということで、冒頭で説明したグッドイヤーの説明がこのインソールにも当てはまるのである。
また「Formin'」は、新品の状態だと平面で立体感がないが、履くことで靴の形に馴染んでいき、立体感が生まれてくる。
これは、初めから立体的なインソールの場合、形が合わない靴に入れると違和感を感じてしまうし、オーダーメイドでインソールを作るにしても高額になってしまうというジレンマの結果生まれたアイデアだそうだ。(お見事!)
厚みは、コルクが1mmと2mmのラインナップがあり、牛革がいずれも1mmのため、コルクと牛革を合計すると2mmと3mmの2種類。
また、インソールを入れると高さが出て踵が抜けやすくなるが、それを防ぐために踵部分はいずれも1mmになっている。(すごく考えられてますね…)
厚さの選択であるが、ほぼフィットしている靴(少しだけ緩い)にはコルク1mm、緩い靴には2mmがおすすめとのことで、私はコルク2mmのもの(牛革含め3mm)を購入した。
こんな感じのパッケージで届いた。(ワクワク) |
パッケージ裏には先ほど説明したようなことが書かれています。 |
表面。穴が一部空いており通気性をよくしている。 |
裏面はつま先以外コルク。 |
つま先部分を拡大するとこんな感じ。 |
コルク2mmのもの。しっかりと厚みがある。 |
使い方だが、型紙が同封されており、まずその型紙を靴に入れ、靴の大きさに合うようカット。次にその型紙をインソールに合わせカッター等でインソール自体をカットする流れ。
インソールを入れる前。しっかり羽が閉じている。 |
ちなみに3ヶ月馴染ませたあと。しっかり靴の形に合わせ変形している! |
インソールを入れることでかなりフィット感が改善したが、更なるフィット感を求めて今後も色々試してみたいと思います。
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