マザーハウスの革鞄が良い感じ

2024年1月17日水曜日

革靴以外 先輩

どうも、先輩です。


今日は革靴以外の話をしてみたいと思う。

突然だが、皆さんは通勤用のカバンは何を使われているだろうか?


私は後輩の影響を受け革靴を好きになる前は、革スニーカーにノースフェイスのマウンテンパーカー、そしてビジネスリュックといったかなりカジュアルなスタイルで通勤していた。

ポーターの手提げかばん3wayでリュックにできる
こんな感じのポーターの3wayバッグをリュックにして使っていた

しかし、カジュアルよりの外羽プレーントゥ等ならまだしも、ドレス色の強い革靴にリュックだと、なんだかチグハグだなぁと感じ始めた。

私自身、革靴にネクタイを締め、手提げカバンを持つというような、カッチリしたスタイルを好むようになってきたのである。

もちろん、服装は基本的に個人の自由だと思っているので、前述のようなドレスよりのシューズに、リュック等のカジュアルなスタイルで通勤している人を否定するつもりはない。

世の中の流れは、過ごしやすさやカジュアルさが重視される方向にどんどん向かっていると思うので、その方が自然だと思う。

トレンドの流れ的には、むしろ私のように固いスタイルを好むようになる人の方が少数派なのではないか。(革靴=固いというイメージも変えていきたいなと思ったりもしますが。)


また、革靴をきっかけに、私自身の“こだわり”は強くなってしまったと言える。

おしゃれは足元からと言うが、革靴にこだわると、ベルトやネクタイ、ワイシャツ等、どんどんこだわりが波及し、良い傾向なのか悪い傾向なのか自分でも分からなくなっている。(“悪い”は主に金銭面…)

少し前は、仕事着にお金をかけるくらいなら私服にお金をかけたいと思っていたくらいなので、人の趣味嗜好はこうも簡単に変わるものかと自分でも驚く。


そういうわけで、カバンも“こだわる”ことにし、リュックから手提げカバンに変えてみようと思ったのである。

そして、せっかくなら革のカバンしようと思った。

調べてみると、目に留まったのは“MOTHER HOUSE”というブランドである。


このブランド、2006年に創業し、バングラディシュをはじめ、途上国の素材や職人を起用し、製造を行っているようである。

途上国での製造というと、某ファストファッションブランドのように、コスト削減が目的で、良いイメージを持っていない方もしらっしゃるかもしれない。

一方で、マザーハウスは、「途上国から世界に通用するブランドをつくる」をコンセプトに掲げており、途上国での製造を付加価値にしようとしているようだ。

どうでも良い話だが、私は学生時代開発経済学を専攻していたこともあって、実態がどうだかは知らないが、このコンセプトは「良いな」と思った。

そんなわけで、マザーハウスの革鞄にしてみようと思ったのである。


マザーハウスの革鞄には何種類かある。

大きく分けてリュックとトート、ビジネスバッグがあるが、冒頭で述べた理由からリュックは対象外とした。(リュックも可愛いんだけどね。)

普段使いもすることも考え、ビジネスバッグではなく、トートに絞ることにした。

トートにも何種類かある。


私が悩んだのは、


・アンティークキャリアトート

・アンティークスリムトート

・アンティークボックストート


の三種類だ。


価格帯はどれも4万円前後だが、大きさやマチの幅、持ち手が動くかどうか、底面に金属部品が付いているかどうか等の違いがある。

個人的にはあまり大きくなく、スマートなものが欲しかったので、アンティークスリムトートを手にしてみた。

スリムと付いているが、ものすごく小さいという感じではない。むしろ、折り畳み傘や長財布、パスケース、モバイルバッテリー等、普通のサラリーマンの持ち物を入れるには十分な大きさである。

また、スリムトート以外の二つは、持ち手が鞄本体に接着しており、動かせない構造になっているが、スリムトートは本体と持ち手の間に金属の部品があるため、持ち手を動かせる。電車で座っているとき等、持ち手が動かせる方が邪魔になりにくく良いと思った。

スリムトート以外の二つのざっくりとした特徴は、マチが広く底に金属の部品が付いていて自立する点であり、地面に置いたりする人には良いかと思った。先輩は自立するかどうかはあまりこだわりポイントではなかったため、そこまで迷うことなく、アンティークスリムトートにすることにした。


次に悩むのが、色である。

ありがたいことに、マザーハウスは多様な色を展開している。

ビジネスで使うなら、ブラックやブラウンが無難だが、グリーン等もとてもおしゃれだと思う。

ちょっと珍しい色も魅力的なのだが、先輩は、革靴に合わせることを考え、ブラックかダークブラウン、グレーの3択まで絞った。

本当なら革靴の色に合わせ、ブラックとブラウンの2色のカバンを所有するのが、真の紳士だと思うのだが、そんなことをしたら、“こんな安月給じゃもうキャパオーバー”になるのが目に見えていたので、1つに絞ることにした。(都度入れ替えるのも面倒だしね…)

休日使いも想定すると、ブラックだと重すぎるかと思い、ダークブラウンかグレーまで絞った。

この2色は割と本格的に悩んだのだが、グレーは少し攻めているかなと守りに入ってしまい、最終的にダークブラウンを選んだ。(今思うとグレー、スゴクアリだと思います。)


そして購入したカバンがこちら。


マザーハウス アンティークスリムトート
購入してから8ヶ月くらいの写真




至って普通の鞄であるが、その普通さが気に入った。
(シンプルな鞄って意外とないんですよね。)




アンティークスリムトート 内ポケット
内側は結構お洒落。内ポケットは小が4つ、大が1つ。


また、マザーハウスの革は、在庫によってトラや血筋が出ていたりと個体差があり、これをどう捉えるかは意見が分かれるかもしれない。個人的には、革に表情が出て一点モノ感があり、むしろ好きだ。店員さんも、「このトラが出ているのが、良いですよね。」と言っていたのが推せる。


そして、マザーハウスの良いところは購入した商品を持ち込めば、無料で磨いてくれる点である。(有料のケアもあり。)

マザーハウス 無料 ケア
(これまで4回くらい磨いてもらいました)

普段靴磨きをしているので、革製品のケアアイテムは一通り揃ってはいるが、自分で磨くのはそれなりに時間がかかるし、靴磨きで精一杯だ。それに誰かに磨いてもらうのは悪い気はしない。なので、底面の色抜けを目安に、時間がある時に磨いてもらっている。

使い勝手には今のところ困っていない。

やはり、革靴との相性はリュックよりもこちらの方が良いので、購入して正解だった。

そんな感じで、今後どのように革が育っていくかが楽しみな、マザーハウスの革鞄の紹介でした。

後輩のひとこと

「マザーハウス、先輩に教えてもらうまで全然知りませんでした。シンプルで、革もすごく軟らかそうでいいですね!…ポーターの鞄、リュック機能があったのですね、知りませんでした。(笑)」

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