今回はオリエンタルのスエードチャッカブーツの紹介。
年始のセールで購入したので、今年購入した靴第一号。
開封の儀。至福のひととき。 |
!!! |
めちゃくちゃ良いじゃないですか… |
チャッカブーツを買ったのは、セールでタイミングが良かったというのもあるが、後輩のチャッカブーツをみて良いなと思ったのも理由の一つ。あと単純に冬だしブーツが欲しかった。
ケアのしやすさと服との合わせやすさを考慮し、色はブラックにした。
この靴の特徴は、牛ではなくクーズー(クードゥー)という動物の革を使っていること。
スエードの靴を買うのは今回が初めてなのだが、いきなりクーズーのスエードを買ってしまうあたり、私は少し変わったものが好きなのかも…
ところで、みなさんはクーズーがどんな動物だかイメージがつくだろうか。
クーズーはアフリカに生息するウシ科の動物で、見た目は牛というより鹿に近い。
ツノがあるのがオスで、ないのがメス。(いずれもwikipediaより画像引用)
日本の動物園では飼育されていないようなので馴染みはあまりないと思うが、強いて言えば南アフリカのサッカーの応援で使われるブブゼラがクーズーの角笛が起源というくらいか。
クーズーの革の特徴は、「銀面のワイルドさ」と「床面の上品さ」。
(革の表側のツルツルした面が銀面、裏側の毛羽だった面が床面。)
まず、「銀面のワイルドさ」。
先ほどのクーズーの写真を見ると、大草原を走り回っている姿が何となく想像できるが、草木や岩により皮が傷付きやすいのだろう。実際クーズーの革は表面にたくさん傷が刻まれており、野生味あふれている。一般的には、「傷のない革」が良い革とされるが、傷が逆に「味」に感じるという不思議な革だ。(傷さえ愛しいというキセキ)
次に、「床面の上品さ」。
クーズーは毛足が長く非常にキメ細かいことから、床面を整えスエードにしたときは、銀面のワイルドさからは想像できない、上品で滑らかな仕上がりになる。
指でなぞればお絵描きができるくらい、表情が出る革です。 |
表・裏面共に個性豊かな革であることが魅力だが、もう一つの特徴は革に適度な厚みがあるということ。厚みがあるので、革靴においてはアンライド仕様で使われることが多い。
アンラインドとは、アッパーにおいてライニング(裏地)を使用していない一枚革の革靴を指す。
踵やアイレット部分は補強のため革が重ねられているが、それ以外の部分は一枚革。 それにしても、全面黒でかっこよくないですか…? |
いわゆる銀付きスエードでしょうか。内側を見れば銀面のワイルドさも…! |
アンライドの特徴は、その履き心地の柔らかさ。
履いてみて実感したが、間違いなくこの靴は持っている靴の中で一番柔らかい。
そして、短靴ではなくブーツなのですごい包まれてる感がある…
これは病みつきになります。
グッドイヤーだけど靴擦れする気配がないです。 |
ソールは天下のダイナイトソール。雨の日もバッチリ! |
2アイレットで靴紐も緩めやすく、ブーツだが脱ぎ履きは楽。
ところで、オリエンタルは“苦痛にならない革靴”をフィロソフィーに掲げており、履き始めのフィーリングをとても大事にしているらしい。WFG(ワールドフットウェアギャラリー)の店員さんも、「オリエンタルのグッドイヤーは沈みにくいので、ジャストサイズを選んだ方が良い」と以前言っていた。そうした助言を参考にしつつ、カジュアルよりの靴ということもあり、サイズはいつもより少しゆとりのあるUS6(24cm)を選んだ(普段はUS5.5が多いです。)。それに、ブーツなので多少ゆとりがあっても全く問題はなかった。
履き心地は柔らかく、見た目も上品。カジュアルで履きやすくジャケパンに合わせられなくもない。クーズーという特別感。それに雨の日も履ける。
先輩は思いました。
文句の付け所が無くない…?
オリエンタルさんありがとう。
以上、かなりお気に入りのスエードチャッカブーツでした。
後輩のコメント
以上、かなりお気に入りのスエードチャッカブーツでした。
後輩のコメント
「2穴、アンラインド、クーズースエード、ダイナイト、がかなり魅力的なスペックですね。踵はダブル巻き(出し縫い糸が踵を一周)でボリュームが出てますね。冬はブーツを履く、日本人の心です(笑)。」
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